大人から独学で絵の勉強を始めた私が超悩んだ、定説の件
私が、幻獣契約クリプトラクトでファンアートを描き始めるようになってから
様々な素敵なユーザー様と交流を持たせていただけるようになりました
その中で『絵が描けるのが羨ましい。自分も描いてみたいけど、何から始めたらいいのか
分からない』とおっしゃる方が何名かいらっしゃいました。
そうなんです。私もそうでした。大人から絵に興味を持った素人が躓くところは入り口にもある
は結構あるあるだと思います。
私が絵を描く姿を見て子供たちも真似して絵を描き始めたその様子を見ている限りだと
あまり細かい事は気にせず、手が早いです。資料を見るよりどんどん手癖で描きます
大人はというか少なくとも私は、長年生きてきた癖で、時間という制約に縛られており
気が急いてしまう&堅物頭・勤勉故に勉強法に振り回され、定説に捕らわれて
その意味を無駄に深く考えすぎるために前に進めない事が何度もありました。
今回はそんな定説の1つ『手癖はダメ・資料を見ろ』について考えてみたいと思います
序章:大人の気持ちは分かってもらえない。大人流おえかきのすすめ
子供がなぜ何にもとらわれず、大人は捕らわれるのか
それは時間が無い&経験しすぎているからです。
大人から絵を始めた人は時間が無いと言い訳がましいだとかそれを理由にするな
など見かけるたびに耳が痛いのですが、これって結構仕方が無いのかなって思います
例えば大人から絵を描き始めたり、プロを目指す場合
子供のように無邪気に手癖でどんどん描くという経験に進む方はほとんど見ないです
その理由は先ほども触れましたが、時間の制約もあるので悩む暇なく目的にコミット
しなくてはならないと思うからです。
だから、手始めに指南書だとか、やりかたをググります。上でも少し触れましたけど
大人は子供と違い、入り口から悩むので前に進むためにやりかたを探してしまいがち
そうすると大抵、膨大な情報にわけわからなくなってフェイドアウトなんてことも
そんな私をがっちりホールドしてくれたのは推しを描きたいという純粋な部分だったわけですが
そんな強い気持ちも挫けてしまいそうになるのは、何をしたらいいのか分からなくなったり
成長を感じられないときの閉塞感などが原因の一つかもしれません
何をしたらいいか分からない場合は、子供のように無邪気に落書きを楽しむことから
段階を進めるのがいいのかもしれません
しかしその場合自分の描けなさに落書きすら嫌になることも否めません
大人って大変です。自分の出来なさが分かりすぎて嫌になってしまうんですよね
私もそうでした。
なので何から始めたらいいかわからない。描けなさに挫けそうな場合は、好きなキャラクターの模写
から始めるのもおすすめです
いわば、それらはプロの仕事な訳ですからそこから学ぶことは多くあります。
また模写自体が絵を学んでいくうえで重要なスキルですし、模写であれば大きく絵が崩れることは
少なくて自尊心も傷つきにくいです
重要なのは、何を学んでいるのか意識する事
描くことに慣れてきたらもう少しそれらの資料から離れて、資料を基に創作してみるなどしていくと
ステップアップしやすいです。
本章:私を悩ませた手癖で描くな。資料を見て描けの件
では、私の場合どのように絵描き続けたというと
ただの根性です💦何が正しいか全然よく分からなかったので兎に角創作を続けました。
本当は創作を繰り返すのではなくA:基本を学んでからステップアップしたかったのですが
それは中々厳しかったです。それが出来る人も一定数見かけましたし、そういう方は
基礎がしっかりしているので成長も早いと感じましたが…
それは本当に苦行の極み。はたまた本物の基礎練習が好きか、絵が好きか、プロになるなどの
目的に忠実に滅私で頑張れる人か。そんなところです。
その他にもB:模写は無駄だとかC:トレースは無駄だとか
D:創作しろ資料を良く見て創作するのが一番成長する。
E:師匠を決めろ。3か月上達法が良い。師匠の絵柄を徹底的にまねろ。
などの言葉にも迷いに迷いました
なので、絵を描き始めたころの私は、D・E あたりを採用して3年間・創作を繰り返してきました。
で、ここまで走ってみての私の絵の練習に対しての感想ですが
どんな練習法でもやっている本人が目的を見失わなければ成功する
逆を言えば、目的もない練習はどんな優れた練習法でも効果が薄いであろうということです
なので、才能は関係ないというワードもよく耳にするけど
目的をブラさず目的にコミットした練習・勉強を継続できるという人は才能有りで
絵に限らず成功するでしょう。
得手不得手が存在するように、理解しやすい分野、理解しにくい分野も当然存在するでしょう
そういう意味では絵に才能は関係すると思います。ある程度の速さで成長出来なければ
これで食べていこうという場合は切り替えも必要になってきます。
そして早い段階で絵を趣味にシフトして、私のように職も家庭も持ちながら
持てる時間の限り、夢を諦めないってのもまた楽しみ方の一つかもしれません。
因みに私は推しを描きたいという目的以外に具体策は無く練習も脳死タイプで
自分には才能が無いと思ってます。
それでもある程度は描けるようになりますがプロ級に対しては相当時間が掛るだろうと思います
プロ級からのプロでプロからの食べていけるか否か。がプロの条件とすれば…
ハードルてっぺんなので…そこはあまり夢をみず
まずはプロ級になりたいなという目標を生涯かけて追おうかと
縁を頂けるほどの絵描きに成れるといいですけど。
そこに焦点を当てると生活が成り立たなくなる💦
今ある生活の中で出来る範囲で精一杯励めればそれでよいかなと思います。
で、話を戻しますがその数多有る、絵の練習あるあるの中でも私を悩ませた
『手癖で描くな資料を見て描け』の件ですが、私には大分難しいお言葉でした。
そのまんま、資料を良く見て必死に描きました。もちろん模写とは違い、創作なので
資料を脳内で回転させたり、無いものを想像して描くので、全くの脳死だったわけではないですが
ただその創作物を完成させるためだけの参考資料としての役割しか資料に与えられなかったので
資料が持っているパワーを存分に自分のものにできたかというと超絶怪しいです。
3年間創作だけを続けて私は気づきました。手癖が育っていない…
言葉そのまま鵜呑みにした練習では意図が汲み取れないので得るものも少なかったです
じゃあ、今私が思う『手癖で描くな資料を良く見ろ』とはなんぞやと言いますと
①プロやプロ級を目指している方に向けている話であり、趣味で自分の手癖で
自由に描ければそれで楽しいんだという方向けの言葉ではないという事
※自分はプロ級になりたいので、この言葉の適用範囲には居ます
②①を踏まえたうえで、手癖とはいつも同じで発展のない手癖のことを指しています
※ここがかなり重要です。
③①②を踏まえたうえで資料を良く見ろとは、その発展のない手癖を資料を活用して矯正しろという
ことを指しています
私自身を振り返ってみたとき、②の期間を経て、あーいつもと同じ感じになるなぁというときは
少しずつ変えようとはしてきたんですが
そもそも論で、①も描けないと3年経って気づきました。。。_| ̄|○
②も、資料をしっかりと見たつもりで描いた創作ですら発展が無かったというか
そう感じたというか…
の上で③が出来るはずもなくですね…はい。
①も描けない理由は、序章でも話した落書きという経験が私には皆無だったからです
だから手癖で何のたよりも無く描くということが超恐ろしい
実は今回紹介する、推しを何の資料も見ずに描いてみようというチャレンジの前に
他所のキャラや、オリキャラでやってみて、超恐ろしい代物が出来て大汗を描きました
その後、オリキャラを何回か創作して自分の中のオリキャラを定着させたのち
資料を見ずに描いたり、資料を見たりしてトライアンドエラーを重ねて
今回の推し描く実験をしてみた次第です
ここで、100%手癖で描くという事が必要なのかという疑問が湧く方も居ると思いますが
これ結構重要だと思います。手癖は育てた上で、時々手癖だけでも描いた方が良いと思います
(基本は資料を見て描いた方が良いと思っていますが)
理由はいくつかあります。
①ラフを描くときの柔軟性、下絵にする絵のある程度の正確さの確保
②自分が何も見ずにアウトプットした時に分かる問題点の量、理解度の判定のしやすさ
③漫画などを描くときは、人物位手癖で描くものだと思うから
④手癖が育てば圧倒的にスピードが増すので、勉強量も爆上がりするはず
⑤もし万が一色紙を求められたら、オリキャラと推しぐらいは手癖で描けた方がかっこいい
⑤はあほだろと思うかもしれませんが重要です。私にとっては最重要事項です!!
『手癖で描くな資料を見て描け』まとめ
『手癖で描くな資料を見て描け』とは
⓪手癖で描けない人はまず手癖が描けるようになってから!
①次にプロやプロ級を目指している方に向けている話であり
趣味で自分の手癖で自由に描ければそれで楽しいんだという方向けの言葉ではない
②①を踏まえたうえで、手癖とはいつも同じようで発展のない手癖のことを指しています
③①②を踏まえたうえで資料を良く見ろとは、その発展のない手癖を資料を活用して矯正しろという
ことを指しています
④具体的にはどのようなアプローチかというと、3か月上達法と似た感じになります。
まず絵を手癖で描きます。おかしいと思う点をメモします
資料を探します。参考にしたい絵師さんが居るならその方がよりベターです。
おかしい所を勉強した後、資料を良く見たり観察して描きなおします
ノー資料手癖
勉強後、資料を見て修正
何も変わっていないようにも見えますが💦
男性の顔の立体感と襟元を修正しました。これをして分かったのは、今まで立体を脳死で
描いていたという事です。
それと同時に構造を意識しすぎると似ないので、構造をよく理解したうえでデフォルメでどう
似せるのかという試行錯誤が必要だと気づきました。
この絵自体もっと修正すべき点が多々あるんですが、確認するのは自分が一番苦手と感じた
数点で良いと思います。あと今回は例として使用したかったのである程度しっかり描いてますが
確認ができるのであればどういう程度でも良いと思います。
練習も、ラフに描いたり、しっかり描いたり緩急つけていいんだろうと
最近やっと思い始めました。四角四面にしか考えられない人間はこれくらい考えもぎしぎし
真面目ですが、不器用なので歩みも遅いです。
あと、推しに関してはもっとずっと後に、手癖の勉強をしたいです。
理由は拘りが強すぎて自分の中の本物像がよく見えません。そして体のバランスも
よく分からなくなることが多いです。とらえきれないものを練習台にすると
それを捉えることにパフォーマンスが割かれて、肝心の練習にフォーカスできません
ということで、今回は推しのイラストで手癖を確認しましたが
基本的にはオリキャラで手癖を育てる勉強を継続したいと考えています。
こちらの2枚はオリキャラ。手癖で描いてます
手癖を育てる勉強の仕方は概ね方針が立ったので、これから月末まで繰り返しの勉強をして
もう少しブラッシュアップしていきたいです
手癖で描くなも段階色々…言葉を額面通り受け取ると大変なことになるというお話でした
この手癖を育てながらの確認勉強は奇数月に1年間(6か月分)継続的に行いたいです
余談ですが
プロがプロになるために確保したきたであろう1日の時間は
私が仕事育児をしながら捻出できる1日の時間と比較して4倍と試算してます
それなので、私が1年で積み重ねられる量は、絵に集中できる人の3か月相当です
物理的時間だけの比較でも相当差がある上に才能にも差があるので、
焦らずじっくり行きたいと思います。
トレースの練習も模写の練習も一般的に無意味とされていますが
手癖で描くなの話同様、どういう部分の強化に用いたいのかはっきりさせて挑めば
どの練習もある程度の効果が見込めると思います
トレースも模写も手癖もそればかりを練習にすると確かに効果は薄そうですが、
部分的に用いたり、その中で相当の意図を持って取り組んで吸収できる人は居ると思います
私にブーメランですが、言葉を額面通りに受け取ると痛い目見るので
自分が良いと思ったり、疑問に思った方法は、徹底的に試行錯誤する事とても大事ですね…
あと今月はオリキャラがメインでしたが、来月からは版権も交えて色々実験したいです
おまけ:3か月上達法
絵を上達させるためには、自分の絵を客観的に評価して育てなければなりません
しかし素人はどう表現するのが適当なのか、自分の力だけでは中々気づくことができません
だから先人は自分好みのプロ絵師を師匠に学ぶのが一番の近道だと推奨しています
その練習法で有名なのが、3か月上達法です
以前までは個人のプロの方を師匠にしていたのですが、
その方に全力で寄せる事が技術的にも心理的にも難しかったです
個人のプロの方に全力で寄せるというのは、倫理観的に勇気がいるのが前向きになれない理由💦
実際そっくりな絵柄の人を見たことありますけどなんとなく違和感を感じてしまった💦
真似された本人もちょっと複雑な気分なんじゃないかしら
なので、私は師匠を推しゲームにすることにしました!
一巡目
2巡目
ソシャゲのイラストに共通しているのは
複数名のデザイナーさんによって描かれてはいるものの、世界観が統一されていること
画風が統一されている事です。
あと会社組織ですので、常識を逸脱しないFAは広報としても歓迎されると思います
ソシャゲも師匠にしても良いというお話も見受けたので、推しゲームを師匠とさせていただきました
このゲームは残念ながらサ終してしまいましたが、この世界を残すためにも
憧れのデザイナー様たちに近づくためにも、学ばせていただくのはとてもやりがいを感じます。
こちらの練習は偶数月に取り組みたいと思います。
奇数月に、手癖を育てながら、人物イラストの描き方の一般論を各種資料から学んで矯正し
偶数月に、推しゲームを師匠に王道ファンタジーの世界観・厚塗りの重厚感を学ぶ
良いと思います!
目的
最終的に自分の絵柄(手癖)はアニメ塗りを基盤に良い感じにしたい
果ては推しと幻獣契約クリプトラクトの漫画とオリキャラと版権はその画風で!
推しゲームのFAイラスト(1枚絵)は推しゲームの絵柄で描き続けたい!
お得情報
お得しかないんで、まだの人は是非!放ったらかしなのに未だの還元率にびっくりしてます!
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